大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ、良かったです。
他のキャンプ場に比べ、圧倒的に高級指向のキャンパーが多かった気がします。一番分かりやすいのがスチベルクーラー。今までのキャンプ場では他の人がスチベルクーラーを使っているところを見た事ありませんでしたが、ここではあっちもこっちもスチベルクーラーが鎮座していました。テント、タープもsnow peakが最大勢力。ツーバーナーの設置も多かったです。何故だか理由は分かりません。
ここは人気のキャンプ場ですぐ予約が埋まってしまいます。個別サイトはなかなか予約が取れません。が、フリーサイトを電話予約すると比較的とれます。ということで、フリーサイトを9:00のアーリーチェックインで。これなら急がずとも好きな場所にゆったりテントが張れます。
管理棟でチェックインです。ここには
UNIFLAMEの看板あり、いろんなアイテムの販売をしていました。12インチのダッチオーブンも売っていました。他のキャンプ場は消耗品や食材止まりですが、ここはキャンプアイテムが充実しています。が、ここでダッチオーブンを買って早速使おうという人がいるのでしょうか。
場所はここに決定。前日からの連泊の方が一組いただけだったので選び放題です。駐車スペースのすぐ後ろですし、個別サイトより使い勝手が良いと思います。
まずは荷物を出しちゃいます。一番下にテントとタープを積んでいるので、先に荷物を出さないとどうにもなりません。
完成です。
ここにはこんなものがありまして。
こうなります。芝を傷めないためとありますが、ファイアグリルに対してはあまり意味をなさない気がします。
火を熾したら昼用のパンを仕掛けます。
ここまで終わればあとはしばし待つのみ。周囲の探索です。炊事場、トイレ、ゴミステーションが合わさったサテライトハウスです。キレイです。というのも、地域の雇用創出なのか、たくさんの若い従業員が掃除やメンテをしているので、行き届いています。
無印のキャンプ場もそうですが洒落たキャンプ場は、打ちっぱなしコンクリート+木です。
フリーサイト用の駐車場です。フリーサイトの周囲をぐるっと囲んでいて、場所は早いもん勝ちです。
ゲートには遮断機が。夜はクローズします。
監視カメラもありますが、何なんでしょう。
キャビンもあります。
Cサイト。個別サイトはどこのキャンプ場も車のすぐ隣にテントを立てるっていう感じで好きじゃありません。
Aサイトも同じようなものです。
これが良かったです。バスのような、おそらく中がキャンピングカーの様になっていて、ここで寝られるはずです。隣のスペースには屋根付きテーブル+イスの食事スペースがあり、サークルなんかで来てこの3台のバス借り切ったら面白いだろうとこれを見た時は思いましたが、キャンプ場で夜遅くまで騒ぐわけにはいかないので大人向けですね。
この親子はキャンプ場でトランプをするのが、とっても好きらしいです。ちなみにこれからラスベガスに行かれる予定のある方は是非この中古トランプをお土産に購入することをオススメします。実際カジノで使われていたトランプが古くなると、こうしてお土産屋で中古として売られます。カジノで使われるだけあってキャンプでの使用にも耐えられる堅牢な作りです。これは宿泊したフラミンゴラスベガスのトランプです。
出来ました。いただきます。焼きたてパンは美味いです。
続いて、ベーコンを作ります。豚バラ1.5kgが若干収まりきっていませんが。あとはサクラチップが良い感じにスモークしてくれるのを気長に待つのみです。
ベーコンは出来上がりまで放置で、その間に虫取りです。この日グリンヴィラでは虫取りプロというか、環境省の方とか言ってたような気がしますが、おっさんが虫取りツアーをしてくれるという企画があり参加してきました。夕立も降り止み若干の小雨でした。
バッタが大量に取れました。
戻ってベーコンの様子を伺うとサクラチップが少なくなってたので補充です。そしてまた放置。キャンプの料理は基本放置です。
大子の名物といえばこの大きいスベリ台です。
反対側には長いアスレチックもあります。
スベリ台から戻るとベーコンが見事に完成していました。見るからに美味そうです。デカいです。
若干火が通り過ぎてチャーシューみたいです。
ペーコンのスモーキーでハーブなフレーバー、ブラックペッパーのスパイシーな演出はビールにぴったりです。でも日本のビールは油っぽい肉料理には少々くどい気がします。やっぱり肉には清涼飲料水の様な極薄のBud Lightが一番。いい加減日本で手軽に入手出来る様にしてほしいものです。Davidのヒマワリの種も。
食後。小雨で辺りは煙っています。
雨のおかげで洞窟の中のようなヒンヤリした空気が流れてきます。こんな時は焚き火でも眺めながらビールです。ちょっとウトウトしてきました。
翌朝。
息子にカブトムシ取って来てって言われ散策コースに入りましたが収穫なし。ということで、コーヒー生豆でも焙煎します。
ヨシ、これでいい。エスプレッソ用に深入りイタリアンローストに。
朝のエスプレッソは格別です。一年で一番心地良い朝の季節です。
次々出来上がります。ジャケットポテト。
ジャケットポテト&ベーコン。ドイツ人の朝食の様です。でも、ドイツも朝はパンくらい食べるでしょうが。実に美味いです。ベーコンは一晩置いた方がベーコンらしくて良いです。これをカリカリベーコンにしてみたいです。
食後のデザートをまだ作ります。チョコレートとバターを湯煎で溶かし。
キャンプ場でまさかの手動メレンゲ。
なんだかんだで生地をダッチオーブンに流し込みます。が、ここで一大事。この作っている物はガトーショコラなのですが、この
UNIFLAMEのHPのレシピをiPadで見ますと、焦げやすい、極弱火と書いてあります。そうですが、では極弱火でと調理しているとなかなか焼けず、完成間際でチェックアウトの時間に。ダッチオーブンがまだ熱い中撤収完了しました。
この後プールに向かいました。プールの駐車場が公園っぽくなっていて、そこのベンチで昼食です。ガトーショコラは思っていたのとは異なり全然膨らんでいません。そして加熱が足りず、上面はレアです。しかし、これが食べて見ると正に上面は生チョコの滑らかな舌触りと潤い感、下面はチョコクッキーの如くサクサクと、若干の焦げ目によるビターで大人な苦味が全体を引き締めていて、期待以上の良い出来となりました。
昼飯は夜の残りのベーコンと朝の残りのジャケットポテトとできたてのガトーショコラです。キャンプでは大体パンやジャケットポテトといった食事は多めに作って、次の食事に回します。こうすると楽です。そして一食で色々食べられます。が、メニューは前の食事と同じになりますが。
ここがプールです。フォレスパ大子。広域公園の一部となっています。25mプールあり、室内ウォータースライダーあり、水着で入れるハーブ温泉やジャグジーやサウナがあり、家族みんなで楽しめました。正直キャンプよりこっちの方が楽しかったです。
帰り道、「袋田の滝こっち」的な看板を目にしたので行ってみました。どうやら日本三名瀑のひとつらしいですが、華厳の滝の方が好きです。あともうひとつの滝は知りません。ナイアガラの滝みたいにカメラが壊れるだろっていうくらい水しぶきがバシバシ来る中、船で滝の真下まで接近して行くくらいの迫力が、日本の滝にも欲しいところです。
洒落たジェラート屋で。ベルギーチョコレートのジェラートで〆です。今回のキャンプもキャンプ以外が充実して楽しかったです。キャンプも良かったですが。