2017年05月24日
【珈琲008】炭火自家焙煎コーヒー@キャンプアンドキャビンズ那須高原
10回目キャンプ@キャンプアンドキャビンズ那須高原にて、日本一予約の取れない人気キャンプ場で淹れた炭火自家焙煎コーヒーの紹介です。

キャンプアンドキャビンズでコーヒー。キャンプ場で生豆からの炭火焙煎、那須高原の風で一晩寝かせる、朝靄の立ち込める中ミルを挽き、ゆっくりペーパードリップで淹れたモカコーヒー。コーヒーも間違いなく高規格です。

今日のコーヒーはモカシダモG4。コーヒー発祥の地モカらしい広い大地に広がる農園を感じさせる、モカを代表する定番コーヒーです。

ロースターで焙煎します。コーヒーの生豆はいわば生の植物の種。この時点では青臭い草の匂いがします。食べると硬いですがカリッとはいかず、グニャっとつぶれて割り箸の先を噛んだ歯ざわりです。

炭を熾し中のチャコスタで焙煎します。

ちょっと火を通してイチハゼが始まる前、うす皮が剥け始めます。薄茶色に見えているのがうす皮です。このまま焙煎を続けると焦げて粉々になって網から落ちてなくなります。

こんなもんでしょうか。もうちょい、気持ち程度やりますか。

できました。炭火でやると温度にムラができてこんな感じに焙煎ムラができますが、逆にこれがキャンプらしい複雑なコーヒーの味を出します。深く煎られた豆がしっかり重厚な苦味を、シナモンに煎られた豆が新鮮で爽やかな酸味を、ミディアムに煎られた豆が麦茶のような軽快でスピーディーな香ばしさを出します。ブレンドではないスペシャリティーコーヒーなのに複雑さが焙煎で表現できるのがキャンプコーヒーの良いところです。

あとは那須高原の風で熱を取り、一晩寝かせます。

翌朝。

ペーパードリップでいきます。

深い焙煎の豆は油が浮いてきています。

ミルに入れます。この時の香りが素晴らしい。

突き当たりから一周半戻しでダイアルをセットします。

挽けました。この時の香りは挽く前とガラッと変わります。不思議ですね。モカの特徴が良く出たアンウォッシュドらしい風味で、原種コーヒーを真っ向から主張してくるのがこの挽いた後の香り。

お湯を注ぎ蒸らします。

新鮮なので豆が膨らみます。ポコポコと呼吸をし出して、昭和新山のように膨れてきます。

静かです。

出来ました。

サイトのフェンスの近くに咲く花を眺めながらいただきます。メジャーな花なのかもしれませんが、私は名前を知りません。でも、良いのです。コーヒーが飲めればそれで満足です。これこそがキャンプのコーヒー。日常から完全に解放されたキャンプで飲むコーヒーは心を癒してくれます。音楽もいりません。まどろっこしい日常が入り込んできてしまいます。花の名前も知らないくらいが丁度良いのです。名前を思い出そうとする手間が省けます。コーヒーを飲みながら、ただ時間が過ぎる。ただこのひと時を感じたいから、キャンプに来るのでしょう。

キャンプアンドキャビンズでコーヒー。キャンプ場で生豆からの炭火焙煎、那須高原の風で一晩寝かせる、朝靄の立ち込める中ミルを挽き、ゆっくりペーパードリップで淹れたモカコーヒー。コーヒーも間違いなく高規格です。

今日のコーヒーはモカシダモG4。コーヒー発祥の地モカらしい広い大地に広がる農園を感じさせる、モカを代表する定番コーヒーです。

ロースターで焙煎します。コーヒーの生豆はいわば生の植物の種。この時点では青臭い草の匂いがします。食べると硬いですがカリッとはいかず、グニャっとつぶれて割り箸の先を噛んだ歯ざわりです。

炭を熾し中のチャコスタで焙煎します。

ちょっと火を通してイチハゼが始まる前、うす皮が剥け始めます。薄茶色に見えているのがうす皮です。このまま焙煎を続けると焦げて粉々になって網から落ちてなくなります。

こんなもんでしょうか。もうちょい、気持ち程度やりますか。

できました。炭火でやると温度にムラができてこんな感じに焙煎ムラができますが、逆にこれがキャンプらしい複雑なコーヒーの味を出します。深く煎られた豆がしっかり重厚な苦味を、シナモンに煎られた豆が新鮮で爽やかな酸味を、ミディアムに煎られた豆が麦茶のような軽快でスピーディーな香ばしさを出します。ブレンドではないスペシャリティーコーヒーなのに複雑さが焙煎で表現できるのがキャンプコーヒーの良いところです。

あとは那須高原の風で熱を取り、一晩寝かせます。

翌朝。

ペーパードリップでいきます。

深い焙煎の豆は油が浮いてきています。

ミルに入れます。この時の香りが素晴らしい。

突き当たりから一周半戻しでダイアルをセットします。

挽けました。この時の香りは挽く前とガラッと変わります。不思議ですね。モカの特徴が良く出たアンウォッシュドらしい風味で、原種コーヒーを真っ向から主張してくるのがこの挽いた後の香り。

お湯を注ぎ蒸らします。

新鮮なので豆が膨らみます。ポコポコと呼吸をし出して、昭和新山のように膨れてきます。

静かです。

出来ました。

サイトのフェンスの近くに咲く花を眺めながらいただきます。メジャーな花なのかもしれませんが、私は名前を知りません。でも、良いのです。コーヒーが飲めればそれで満足です。これこそがキャンプのコーヒー。日常から完全に解放されたキャンプで飲むコーヒーは心を癒してくれます。音楽もいりません。まどろっこしい日常が入り込んできてしまいます。花の名前も知らないくらいが丁度良いのです。名前を思い出そうとする手間が省けます。コーヒーを飲みながら、ただ時間が過ぎる。ただこのひと時を感じたいから、キャンプに来るのでしょう。
Posted by akimo at 21:01│Comments(0)
│炭火自家焙煎コーヒー
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